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どうして君が泣かなくちゃいけないんだ

映画「いちごの唄」の感想です。

ネタバレあり。

 

この映画、優しい世界ってかんじで、冒頭から最後まで涙をだらだら流しながら観てたんですけど、とくに顔溶けるんじゃないかってくらい泣いたシーンがこちらです。

 

①あーちゃんが泣くシーン

コウタと分かれるところで、「私はコウタくんが思っているような女の子じゃないんだよ」って泣くシーンです。

「彼氏につまらないっていわれる、そういうつまらない女の子なんだよ」(台詞うろ覚え)って泣くシーンで涙がボロボロでて、ものすごく共感しましたね。なんかね。自己肯定感が低いところが。なんでこういう子(これはうまく言葉にできない。いい子とか可愛いとかそういう話ではない)がこんなつらい思いをして泣かねばならんのだ…って憤りながら自分を彼女に重ねてすんごく泣きました。自分に自信がないと本当にこうなるよ。好かれても自分にはそんな価値ないしって、相手のことを信じられないよ。

②コウタがぽあだむを聴いて泣くシーン

コウタが泣いてる理由はいまいちわからない(自分の気持ちが伝わらないからか、あーちゃんが悲しい思いをしてるのにどうにもできないからなのか、失恋?したからか)けど意味がわからないくらい泣いた。

③お父さんが「そうか…コウタとビートルズの話ができる時がきたのか…」っていうシーン

コウタのお父さんが包み込んでくれるような安心感というか優しさが感じられてたぶん泣くようなシーンじゃないのに頭が痛くなるくらい泣いた。私も叶うならば親と趣味の話とかしてみたかった。というかお父さんに限らず、コウタの家族みんな優しい。お母さんはもちろん、弟とかコウタに勉強教えてっていわれて快諾してるってどういうこと?なんて優しい弟なんだ...ってコウタがうらやましくなりました。コウタがいいやつだからですね。きっとね。うん。

 

以上感想でした。